面白い話 商売編

齋藤健一のビジネス

面白い話 焼き鳥屋を開店しました

 どうも、様々な商売に手を出している、オーナーの齋藤健一です。

 

 さて、今回は、新橋駅前に、新手の焼き鳥屋をオープンしましたので、皆さんに告知します。是非、皆さん、大挙して集団でご来店ください。

 

 さて、新橋駅から徒歩10秒の立地にある、新装開店のお店[焼き鳥屋 必殺炭火人]です。今年の8月にオーブンしました。

 

 さて、新橋駅前は地価が高く、店舗を借りる代金が滅茶苦茶高かったのです。なので、JRに交渉して、駅のホームの中に開店させて頂きました。以前は立ち食いそば屋があったような、無かったような。最近、新橋駅には降り立っていないので、記憶がまろ覚えです。

 

 あくまでも、私はオーナーですね。店のことは、店員に任せていますから。

 

 さて、ということで、駅のホームの中にオープンしましたので、けっこう混みます。店の中が混むという訳ではなく、通勤ラッシュの時なんざ、あの狭いホームに人がごった煮返しますので、こっちとしても、商売のじょまなのて、じょまな人はどんどん駅のホームに突き落としました。う~ん、でも、こっとちとしても、商売上がったりは干上がったりするので、譲れない重いです。

 

 さて、開店時間は夜の七時からなのですけど、閉店時間は深夜三時です。でも、JRの山手線が、その時間帯にはもう既に運行していないので、お客さんには、線路脇の鉄柵を乗り越えて、勝手にホームに入って頂く、という方式で営業しております。

 

 年中無休なのですけど、流石にお正月は、客足がまだらですね。

 

 さて、閑人の焼き鳥に関してですが、これはけっこう、拘っています。地鶏というやつですね。中国産の、どこかの地元の養鶏場で育った肉を使っています。栄養もたっぷりで、抗生物質も有毒物質もたっぷり入った有毒な鶏肉を安価に仕入れられております。

 

 肉の半分は人口化学肥料で育った腐った肉ですが、焼けば、まあ、大丈夫です。今まで保健所から衛生指導されたことは、たったの三度だけですから。

 

 

 炭火は、奈良の山中から仕入れた天然物の炭火を使っています、と明記してありますが、そんな金は無いので、取り壊し現場から出た単なる廃材を細かく切って燃焼させています。たまに有毒な煙も出ているっぽいのですけど、客の回転率は速いので、問題はないでしょう。

 

 新橋ということで、流石、サラリーマンの街ということで、お客さんはやはり、スーツ姿の人が多いです。たまにモビルスーツに乗ってやってくるジオン軍の人もいますけど、店内に入れないので、機体から降りてもらって来店してもらいます。

 

 うちの店の売りは、なんといっても、レバーですね。でも、本物のレバーを使うと原価率が高いので、レバー色に着色したゼリーを使用しています。まあ、文字数も三文字だし、同じカナカタですのど、レバーもゼリーも一緒です。レバーよりもゼリーの方が栄養たっぷりのローカロリーですから、いいですね。お客さんの健康に配慮している証拠です。

 

 あとは、正肉は、前述の通り、中国の地鶏ですから、元々原価率は低いのですけど、更に利益を搾取する為に、一つの櫛に刺さっている肉四つの内の三つはマシュマロを正肉仕立てにしたものを使用しています。これなら、肉は一つの櫛につき一つだけしか使用しないで済むので、安上がりです。

 

 大体、正肉一本140円で販売しており、原価は一本7円です。まあ、マシュマロを使っていても、お客さんは酔っぱらっていて築かないし、そもそも、タレに浸けるので、マシュマロだか肉だか不明となります。

 

 あとは、ねぎまに関しては、肉は一切使わずにマシュマロだけで、しかもネギは高いので、緑色の紙を挟んでいます。なので、ネギの仕入れは、卸業者ではなく、画材店ですね。

 

 あとは、店で出すアルコールも、費用節約の為に、思いっきり薄めています。大体、スーパーで買った一番安いビールを100mlだけジョッキに注いで、あとは水道水で薄めて、ジョッキ一杯として提供させて頂いております。価格は750円ですね。流石にビールの泡は誤魔化し切れないので、細かく千切った綿あめを乗せておきます。

 

 まあ、あとは皮は、鳥皮は高いので、餃子の皮を鳥皮風にして提供しています。一本130円。

 

 あとは、うずらの卵ですけど、うずらの卵は高いので、カエルの卵を提供させて頂きます。なんと10個で250円です。カエルの産卵期に遠出して水田で捕獲してきますので、こちらは内で扱っている地鶏と異なり、安心・安全です。

 

 あとは、手羽先は、鶏の手羽先を使用すると高いので、新橋駅の周辺にいる烏の死骸で代用しています。多分、触感が似ていると思うので、今まで誰にもバレていません。

 

 あとは、ししとうは高いので、インゲンで代用しています。

 

 あと、つくねは、やはり鶏肉を使うと高いので、小麦粉を丸めたものにタレをつけてつくねとして提供させて頂いております。一本230円。

 

 あと、ぼんじりですけど、これはポップコーンで代用です。あとは、なんこつは、本物のなんこつは仕入れ値が高いので、堅あげポテトをなんこつと称して提供しています。客は酔っ払いなので、バレません。

 

 もうかれこら、数か月は営業致しておりますけど、店の実情を知らない新規のお客さんがどんどん来るので、まだまだ儲けるつもりです。でも、もうそろそろ、全ての新橋駅を利用するサラリーマン達に悪評が届き切る頃ですので、そうなったら、頃合いとみて、店を畳むつもりです。